2022年05月08日
ひとりごと その七 サイレンサーについて③サイレンサーの構造

みなさんこんにちは。
今日はサイレンサーの構造についてひとりごとします。
先日ユーチューブで外国の方がサイレンサーの紹介をしてました。ネット社会になってサイレンサーの構造や効果など手軽に知ることができのはホントにありがたいことです。
さてトイガン界のサイレンサーはどうかと言うと、ボクらが研究を始めた90年代からほぼ変化してません。その中でマルイさんのVSR10 Gスペックのサイレンサーはなかなかの力作だと思います。あれで容器の肉厚がもう少し厚く、小音材をメラミンスポンジに替えたら化けそうですね。
サイレンサー研究されてる多くの先輩方がいる中で今回はあえて持論を展開したいと思います。なぜならボクらがしている手法がネットで見当たらないからです。この手法もまだ研究段階ですので、一つのアイディアとして見ていただけると幸いです。
1.チャンバー
ボクらのサイレンサーは取り付け(マズル)側に膨張室(チャンバー)があります。弾を押し出したエアをまっすぐ抜けないようにチャンバーでエアを膨張させて停滞させます。その後吸音材に音を吸音させようという考えです。容量はサイレンサーの20%くらいでしょうか。195mmサイレンサーならチャンバー室を2ヵ所設けることができそうですね。
2.しきり板
しきり板は何人かの先輩方が披露してまされているように小音効果あります。しきり板を取り付けることにより各吸音室でしっかりと音を吸収しているのだと思います。しかし吸音材にしきり板をつけただけではいけません。発射エアによってしきり板が動き小音むらがでます。しきり板が動かないよう固定する必要があります。ボクはクリヤーファイルを筒状にして仕切り板を固定してます。
3.しきり弁
しきり板の発展版で、しきり板に切れ込みを入れたゴムシートやビニルテープなどを張り、発射エアの停滞を促します。サイレンサーの出口に切り込みを入れたビニルテープを張る手法も同じ考えですね。施工すると初速が下がるので加工方法や枚数、素材に工夫が必要です。ボクの最近のお気に入りは薄いウレタンスポンジです。発射エアを完全に密閉はできませんが、抜弾性やの良さと耐久性の高さが良いです。
4.エア抜き穴
サイレンサーの取り付け側に2mmくらいの穴を2,3こ開け、サイレンサー内の発射エアを後ろ(射手側)に抜きます。射手側に音とエアを抜く代わり前に行く音を減らせます。これは好みがありますし、またうちの一番のサイレンサーにはエア抜き穴がないのでまだまだ研究の余地ありです。
もし「このやり方は音が消えるっ!!」って情報ありましたらぜひ教えてくださいね。
タグ :VSR10,サイレンサー